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山田造園スタッフのブログ

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山田造園スタッフのブログ

  • 2021/08/28 AMAN京都 「アマン京都完成の軌跡ーアマン編ー」

      こんにちは、大平です。

    今回は前回お話した「アマン京都完成の軌跡ー紙屋川庭園編ー」の続き、「アマン京都完成の軌跡ーアマン編ー」についてお話します。

     

     元オーナーさんの美しさの体現とも言えるような紙屋川庭園ですが、次にその紙屋川庭園がどのようにアマン京都完成につながったのか?ということが気になるかと思います。そのお話をさせて頂きます。

     

     

     実はこの地でのアマン京都開業の構想は約20年以上も前からあったようです(20年…とてつもなく長い年月ですね…)。
     この地に出会ったのは建築家のケリー・ヒル氏という方で、今まで数々のアマンのデザインを担当していた方です。なぜ20年もの構想期間があったのか。それは、ケリー・ヒル氏がこの地に出会った当時は京都市の建築規制があった為、すぐにホテル建設に取り掛かれなかったからなんです。しかし近年の条件が改正されたことにより、アマン京都開業につながることとなります。20年も待ちに待ったアマン開業、言い換えれば20年も建築家を惚れさせ続けられる魅力が紙屋川庭園にはあったと言えると思います。

    まとめますと、
    ・アマン京都はもともと「紙屋川庭園」という地であった
    ・その庭は40年かけて造り続けられた熟成された庭であった
    ・およそ20年前に建築家ケリー・ヒル氏が紙屋川庭園を見つける
    ・当時の建築規制により着工が遅れた
    ・規制改正の後、アマン京都着工、完成
     このような流れです。
     いかがでしょうか。通常想像するような、計画、着工、開業のようなスピード感ある時系列
    での歴史ではないことがお分かりいただけたと思います。紙屋川庭園からアマン京都完成に至
    るまでに60年という、ひと一人分の人生ともいえるほどの年月がかけられているのです。「熟
    成」とも言える、と私は考えています。

     これが「アマン京都完成の軌跡」です。いかがだったでしょうか。紙屋川庭園がどのようにアマン京都にへと変化していったのかお分かりいただけたでしょうか。


    次回は「アマン京都の魅力」についてお話致します。乞うご期待下さいませ。




     

     

  • 2021/07/13 Y邸 金閣寺垣 施工

     こんにちは大平です!

     

    今回は「金閣寺垣(きんかくじがき)」の施工のお話です。

     

     金閣寺垣とは、京都金閣寺にある垣根で、四ツ目垣よりさらに低く、最上部に玉縁をのせるのが特徴です。足元垣の代表といえる竹垣です。立子(この場合縦の竹を指します。)をすべて一本使いにする場合と、二本使いにして変化を持たせる場合があります。

     

     それでは時系列順にポイントを絞ってさくっとお話ししようと思います!。

     

     

     初めに、焼丸太を支柱にし、仕上げのラインを決めていきます。

    その後、立子のピッチを決めるための仮の竹を止めていき、ピッチを決め、立子が傾かないよう垂直に決めます。

     

     

     その後、上部横の竹(玉縁用の竹)を据え付けた後の写真が上の写真です。

     

    (引きの写真)

     

     次に、金閣寺垣の特徴である、玉縁を最上部に据え付けると…

     

     

     この様になります!竹の節がなるべく重ならないように竹を切り出し、据え付けることがポイントになります。このポイントに気を配ることで違和感がなくなります。

     

     その後、押縁(下の横の竹)を両側から据えます。

     

     そうして完成したのがこちらになります!

     

     

     

     

      いかがでしょうか。風格のあるお庭になったのではないでしょうか。

     

     本日は金閣寺垣についてさくっとお話させて頂きました。すっと頭に入ってきましたでしょうか?笑

    この頃長くないブログのほうがいいのかな~と悩んでいます笑。ちょっと実験中です笑

     

     それではまた次回にお会いしましょう~大平でした~

     

     

     

  • 2021/06/28 京の宿 北海館 お花坊

     

    はじめまして! 山田造園社員野口と申します。
    松山、大平に引き続きブログを更新させて頂きます。
    高卒19歳でに入社2年目の社員でございます。至らないところばかりではございますが、宜しくお願い致します!
     
     
    さて!本日は、先日手入れ作業に入らさせていただきました下京区にございます「京の宿 北海館 お花坊」さんです。
     
    こちらの旅館、正面には東本願寺を望み付近には数多くの観光地を有する旅館になります。
     
    今回は、旅館入口にございます笹剪定また旅館内にあります、ヒメシャラ・モクセイ・ヤマボウシの剪定作業でございました。
     
    「お花坊」さんですが、大正4年に建てられました老舗旅館をリニューアルしオープン致しました旅館になります。
     
    旅館の正面はとても趣があり中に入らさせていただくと古くからの旅館のつくりになっており、普段泊まるようなホテルでは味わえない体験をすることが出来ます。
     
    このように話をさせていただいておりますが。私4年前、2017年・中学三年生の時に一度「お花坊」さんに宿泊をさせていただいたことがあり、当時は想像もしなかった自分が庭師になり手入れに入らせて頂くという体験を致しました。
    私も入社するまで弊社山田造園が管理、手入れをしていることなど知らず、先輩方から「お花坊」さんの話が出るたび自分も手入れにいかさせて頂きたいと思っており、念願かなって作業に入り旅館スタッフの皆様に泊まらせて頂いたことをお話致しましたら、大変喜んでいただき、私自身もうれしく思わせて頂きました。
     
    今回の作業は先輩と2人での作業でしたがいつかは私一人で行かさせて頂けるよう日々精進致します。
     
     
    拙い文章にはなりましたがこれからも引き続きブログを更新していこうと思っております!
    今後も温かい目でご覧頂ければ幸いです。

     

  • 2021/06/14 AMAN京都 「アマン京都完成の軌跡—紙屋川庭園編—」

     こんにちは、大平です。今回はあの「アマン京都」についてお話します。

    アマン京都ブログ第1弾と致しまして「アマン京都完成の軌跡—紙屋川庭園編—」についてお話します。

     


    アマン京都は京都市北区にあるラグジュアリーホテルです。街の喧騒を通り抜けた先にあるこの地は東京・大手町の「アマン東京」、伊勢志摩の「アマネム」に次ぐ国内三軒目のアマンとして2019年11月に完成いたしました。ご存じの無い方はアマン京都公式ホームページ(https://www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-kyoto)をご覧頂ければ「アマン京都」とは「アマンというブランド」とは、について感じて頂けると思います。

     


    さて、まず「アマン京都完成の軌跡」をお話しするには「紙屋川庭園」という庭園を抜きには語れません。「紙屋川庭園?知らないな。」とおもった方もいらっしゃると思います。それもそのはず。「紙屋川庭園」とは「アマン京都」の前身に当たる庭園です。もし紙屋川庭園をご存じの方がいましたら、相当な庭園通だと思われます笑。


    森に少し入ったところに存在していたこの紙屋川庭園は、一般に公開されていた庭園ではなかったようで、また個人所有の庭園でした。それゆえ世に多くの情報が出回っていないのです。このアマン京都の前身の紙屋川庭園は、京都の西陣、その中の一、二を争う程の高級品を扱う織屋さん所有の庭園だった様です。40年の歳月をかけて造り続けられた庭園であり、作庭には彼の有名な作庭家、故重森三玲氏、故井上卓之氏が関わっていました。
    造り続けられた庭園、という表現で「完成してないんだ。」と思ったかと思いますが、私はそうは考えていません。未完成という表現よりも「完成させ続けた」という表現の方がしっくりくる、と考えています。というのも、元オーナーが日々美しさを求める織屋さんであり、庭を造っては壊しを繰り返していたこと、故重森三玲氏、故井上卓之氏の「ただ施主の言われるがままに造った。」という言葉が残っているからです。この事実から、この紙屋川庭園という空間は元オーナーさんの美しさの体現だったのだろうと思えるからです。日々美しさを追及する人の庭園という事を踏まえると「造り続けられた庭園」という言葉も違った感じ方ができるのではないでしょうか。


    また、この紙屋川庭園は庭園としてだけではなく、元オーナーさんには次の構想もあったようです。それは世界中の織物を集めた博物館にするという構想だったようです。元オーナーさんは審美眼を鍛えるために様々な美術品をコレクションしていたそうで、正倉院の裂、名物として知られる間道裂(かんとうきれ)や世界各地の歴史的な裂や、骨董品、美術書など収集するコレクターでした。美しさを求め続ける、そんな姿勢からも元オーナーさんの作庭に対する姿勢も伺えると私は感じています。


    と、ここまでがアマン京都の前身、紙屋川庭園のお話になります。

     

     次回は「アマン京都完成の軌跡―アマン編―」についてお話します。

    他にも、「アマン京都の魅力」、「弊社社長、社員の施工への思い」を予定しており、全4弾でお話します。乞うご期待下さいませ。

     

  • 2021/05/07 桂離宮のまつ手入れ工事が始まりました!

     こんにちは!大平です!桂離宮のまつ手入れ工事が始まりました!

    「桂離宮ってどんなところ?」とお思いの方はこちらの桂離宮のホームページをご覧頂ければ桂離宮内の様子をビデオで視聴することができます。

     

     今回の桂離宮のブログは二本立てでお届けしようと思います!。

    一本目は「作業風景のブログ」、二本目は「桂離宮の奥深さのブログ」をお届けします。

     

     まつの手入れということで、今回行っているのが「緑摘み」という作業です。

    「緑?何それ?」とお思いだと思います。「緑」というのは、「まつの新芽」です。

     

     

    お庭にまつが植えられているお宅であれば必ず見たことがあると思います。このピョンと伸びているのが緑、新芽です。この新芽を適切な数、長さに摘んでいくことで綺麗なまつを作ることに繋がるのです。というのも、この新芽が成長し落ち着いたころになると、枝ぶりがまとまり、葉の濃さ(数)も一定にすることができるからなんです!。綺麗なまつを作り続ける為には「緑摘み」という作業は欠かせない重要な作業になります。

     

    こちらが作業風景です。

     

     

     

     

    一枚目の写真で「緑」が見えますでしょうか?画像右上にピョンと「緑」が出ているのがわかるかと思います。

     

     写真から桂離宮の風景が分かるかと思います。広大な土地に大きな池があり、大小様々な木々が植わっています。各所に据えられた景石や石橋、東屋など、庭の全てがある感じですね笑。

     

    次の「桂離宮の奥深さ」のブログでは各文献を参考に、桂離宮の解読、分析をお届けしようと思います。

    こうご期待ください!!

     

    それでは次のブログでお会いしましょう~大平でした~

     

    ~~~おまけ~~~

     休憩中ふと道端を見るとちっちゃな亀の赤ちゃんがいました笑。かわいいですね~

    桂離宮を訪れた際は足元にも注意して見てみて下さい。思わぬ出会いがあるかもしれませんよ~笑

     

     

     

     

     

     

     

  • 2021/04/13 八木邸工事

     こんにちは大平です!すっかり春めいてきましたね。世間は変われども桜の美しさは変わらないな~、とそんなことを思うこの頃でした。これから芽が吹き新緑の季節になります。自然のエネルギーを強く感じれるのではないでしょうか。

     

     さて今回は「八木邸工事」のお話をしようと思います。

    今回のブログのテーマはずばり!「道具」です。その道具とは…

    ・修羅(しゅら)

    ・三又(さんまた)

    ・チェーンブロック

    の三つの道具です。順を追って説明していきます。

     

     工事内容は「景石の据え直し」です。ある地点から八木邸の中庭に景石を移動する工事内容でした。先輩によると「300㌔は有るだろう」との事で、緊張感のある現場でした。

     

    最初に据えられていた写真を撮り忘れてしまったので景石を取り出した後の写真をお見せします!すみません!!

     

     上の写真が景石が元々あった場所です。非常に風合いのある景石でしたが横に植わっている楠が大きくなったりと存在感が薄くなっていました…

    ここでは三又(さんまた)と呼ばれる道具とチェーンブロックという道具(後ほど写真で説明いたします…)を用いて、景石を取り出しました。見て頂ければわかると思いますが非常に狭い範囲での作業になり、大変でした(泣)

     

     景石を取り出した後、中庭へと運ばなければなりません。そのために用いたのが「修羅(しゅら)」と呼ばれる道具です。

     

     こちらが修羅です。

     

     

    この画像はウェブサイト上にある画像です。この画像の修羅は古墳時代の物と言われている修羅でとんでもない大きさなのが分かるかと思います笑。(こちらの修羅は全長8.8m、幅1.9m、重さ3.2トンです!)

     

     私自身、修羅について調べてみたのですが、これがまた面白い!!

    Wikipediaに概要等載っていたので、詳しく知りたい方はアクセスしてみてください!。→(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%AE%E7%BE%85_(%E3%81%9D%E3%82%8A)

     

    まとめますと、

    ・重機の存在しなかった時代に重いものを運ぶ重要な手段で、古墳時代には古墳の造営にも使用されていた。

    ・VないしY字型の形状

    ・大石をタイシャクと読み、それを帝釈天に引っ掛け、帝釈天を動かせるものは阿修羅すなわち修羅であると語呂合わせからきたものとされている

     

    修羅は造園屋業界では現在でも使われているものです。形を変えず現在でも使われている、つまりは用途に対して「究極の形」と言えるのではないでしょうか。形を変えない物というのは非常にロマンと言いますか、魅力がありますよね。それはやはり「機能美」があるからではないでしょうか。「究極の形」…男心をくすぐられます笑。

     

     修羅を用いて中庭に景石を運ぶのですが、中庭への入口の幅に限りがありました。そこで先輩の案によって現場にジャストサイズの修羅を作る事になりました。

     

    (中庭)

     こちらが今回用意した修羅です!説明したような形の修羅ではありませんが、改良版と呼べると思います。といいますのも、横に転がらないような「受け」も取り付けられているからです。先輩も「修羅みたいなもんや」と仰っていました。

     

     ここまで運んで来るのも大変でした…

    (元々景石が据えられていた場所からの写真)

     

    (中庭入口)

     

    (入口から見た中庭)

     

     ここまでどのように運んできたかと言いますと、修羅だけではなく修羅とセットで使う「コロ」と呼ばれる丸太を用います。

    もう一度写真をご覧いただければ分かるかと思いますが…

    修羅の下に見える数本の丸太が「コロ」です。使い方は、修羅の前にコロを並べ、修羅を押して前進していき、修羅の後ろから出てきたコロをまた前に持っていき目的の場所まで修羅を転がしていく、という使い方です。ピラミッドの建設風景を思い浮かべて頂ければ合点がいくと思います笑。

     

     そんなこんなで運んできた景石ですが、今度は据えなければなりません。

    据えるには、景石を取り出す時にも用いた「三又」と「チェーンブロック」を用います。

     

    (石の据え付け箇所)

     画像内の三本の括りつけられた丸太を「三又」と呼ばれる道具です。その三又にぶら下げてある道具を「チェーンブロック」と呼びます。このチェーンブロックは約1トン程度まで持ち上げることが出来ます。

     この2つの道具の使い方を説明いたします。

    ・まず三又にチェーンブロックを括りつけます。

    ・次にチェーンブロックの先のフックに持ち上げる物(今回の場合景石)を掛けます。

    ・その後、チェーンブロックのチェーンを引いていき物を吊り上げていきます。

    ・吊り上げたら、三又の丸太一本ずつに一人つき、目的の位置まで一本ずつ丸太を動かしていきます。

    ・目的の位置まで来たらチェーンブロックで吊りおろしていきます。

     

    と、このような流れです。イメージ出来たでしょうか?

     

     「大型機械を使えばいいんじゃないの?」と思った方もいるかもしれません。確かに、開けた場所では大型機械を使ったほうが早い場合もあります。しかし今回は限られた空間しかありません。そのような場合に役に立つのがこの「三又」なんです!三又は回転移動したり障害物を飛び越えたりすることができ大変有能な道具です笑。そういった理由で今回三又を用いる事になりました。

     

     こちらが据えられた景石です。

     

     

     いかがでしょうか。上手く据えることが出来ました。少し青みがかっている石で、岩肌はごつごつとした男っぽい雰囲気のある趣あふれる石です。厚みもありどっしりとしていて存在感があります。

     

     今回石を据えるという事で苔をはがさなければなりませんでした。苔が不足していた箇所もあり、新しい苔を張ることになりました。

     

    (苔張り作業中)

     

     

     このように新しい苔を張っていきました。そうして出来上がった中庭がこちらです!

     

    (母屋縁側からの眺め)

     

     いかがでしょうか。苔も新しくなりお庭が一層趣が深まったのではないでしょうか。

     

     今回の景石の据えなおしを行ったのは八木さんというお客様で、八木邸の敷地は新選組ゆかりの地として、新選組ファンには有名な所だそうです。実際に観光客らしき方もお見えになっていました。八木邸では専門のガイドさんによる、中庭を眺めながら新選組のお話を聞ける時間もあるみたいです(お抹茶付きだそうです!)。

    ご興味のある方は是非「壬生屯所旧後」と検索しご覧になって見てください!。

     

     今回のテーマは「道具」でした。「修羅」、「三又」、「チェーンブロック」、この三つの道具の使い方を理解して頂けたでしょうか。道具は用途に合わせて存在し、その用途に合わせて使うことによって最大の効力を発揮します。場所、作業内容などによって持っていく道具、数など、経験しなければ道具を選ぶことも出来ません。多くの現場を経験し引き出しを増やしたいものです。そんなことを感じた現場でした。

     

    「引き出し」、という言葉で思い出した言葉があります。

     

    「センス=引き出しの数」

     

     センスを磨くとは、多くを経験し多くの引き出しを持つことか…そんな事を思った今でした。

    現場での先輩を見ると納得します。日々精進ですね。頑張ります。

     

     それではまた、近日公開のブログでお会いしましょう~!大平でした~

     

     

     

     

     

     

     

  • 2021/04/07 桂離宮広葉樹手入工事

     桂離宮広葉樹手入工事が2020/11/13に完了いたしました!担当青山です。

     

     最近、宮内庁さんから仕事を頂く事が多くなり、とてもうれしく思います。

    庭師として桂離宮で仕事をするという事は特別なことです。苑内は隅々まで手入が行き届き、日本各地、海外からたくさんの人が拝観に来られます。私も職業訓練校に通っていたころに研修で拝観に来ましたが、すごく刺激を受けたのを覚えています。庭師を志す者にとって桂離宮は必ず一度は訪れなくてはならないような場所です。

     

    (以下作業風景) 

     

     

     

     

  • 2021/02/15 京都市中京区T邸造園工事 石積み編

     こんにちは!大平です!


    どんどんブログを追加していきますよ〜^ ^

    さてさて今回の現場は、京都市中京区T邸の造園工事です。
    今回は前編と致しまして、『石積み編』をお話しします!

    今回のT邸の石積みでは恵那石(えないし)を使用しています。
    こちらが恵那石でその後ろが今回造園工事をさせていただいている石積みです。



    この写真の恵那石はすでに多少の加工が施されていますが、加工前は横約900ミリ、縦約400ミリ、厚さ約150ミリの大きく荒い板石の状態でした。

    石積みのお話…の前にちょっと恵那石について補足説明したいと思います。
    私はてっきりこの石は御影石(みかげいし)だと思っていたのですが、先輩に聞いてみたらびっくり!似てはいるけれど違う種類の石、恵那石だったのです。
    「恵那石」、「御影石」と検索していただければ詳しい説明や画像が出てきて比べられると思いますが、私から要点を説明したいと思います。


    (恵那石)

    (御影石)

    上の写真が恵那石、下の写真が御影石です。違いがちょっと分かりずらいですね(汗)
    恵那石の写真中央の黄色味がかった恵那石と比べて頂ければ違いがわかると思います。そうなんです。恵那石は御影石と比べて少し黄色味がかっているのです。しかしほぼ同じに見えますよね。それもそのはず。厳密にいうと恵那石も御影石も同じ花崗岩なんです!。違いは採れる産地です。
    恵那石は岐阜県中津川市蛭川で採れるもので、御影石は主に兵庫県の六甲山地で採れるものです。
    詳しく知りたい方は下記のWikipediaのページをご参照くださいませ。
    「恵那石」→恵那錆石 - Wikipedia
    「御影石」→花崗岩 - Wikipedia

    要点をご説明したところで本題に入りたいと思います。
    今回、恵那石の加工にとても時間がかかりました。というのも、花崗岩はとても硬く、加工に時間がかかる石材だからです。
    石加工の手順をご説明いたします。

    ①石の寸法を測り墨出し
    ②サンダーを用い石を切る
    ③石道具を用いて細かい加工を施す

    といった大まかな流れです。

    ではまず①石の寸法を測り墨出し、です。



     当たり前ですが、最初に行う寸法を測り間違えたらどうしようもありません。大きすぎても加工に時間がかかりますし、小さかったら使い物になりません。かといって寸法通りに切ってしまいますと、石の微妙な凹凸を加味しない寸法で切ることになり、わずかな隙間を生じさせてしまいます。ですので大きすぎない且つ、小さくない大きさに切ることが大切です。「大は小を兼ねる」ですね笑。当方は寸法+15ミリ程度大きく切って「小さすぎ」を回避していました。
    今回の石積みのデザインでは、すべて四角の石ではなく、様々な角度をつけた石積みのデザインでした。よってさらに加工の難易度が上がります笑。様々な角度の測り方はありますが、私は上部添付の写真のように「さしがね」を用いて「何ミリ下がって何ミリ右に行く」のように寸法、角度を出していました。直角と三角形を見ていると「高校の時習ったな~」と記憶がよみがえりました笑。
    と、このようにおおよその寸法を測り、墨をつけます。「墨をつける」とは「しるしをつける」ということです。墨といっても実際に墨を用いることはなく赤鉛筆を用いています。業界用語のようなものですね笑。


     こうして①が終わり工程②「サンダーを用い石を切る」に移ります。
    サンダーとは取り付けた刃を高速で回転させ切ることのできる機械です。

    こちらが「サンダー」です。写真では見えにくいですが、石の左の辺近くに赤い線が見えると思います。これが墨出し後の線でサンダーを入れるラインです。


    (サンダーを用い石切り)

     このようにサンダーで石を切っていきます。しかし石の厚さ的にサンダーのみでは石を切り落とすことはできません。
    サンダーで石に切れ目をいれたら…

    矢、楔を用いて石を割り落としていきます。石に刺さっているのが矢、楔で右手に持っているのが石加工には欠かせない「石頭(せっとう)」です。
    余談ですが、この石を割り落とす瞬間がたまらなく気持ちいです笑。石頭を振り下ろしていくと矢がどんどん食い込んでいき、「そろそろ割れる!」というのがわかります。その直後、バガンッ、ときれいにラインに沿って割れるのです!。石の加工の楽しい瞬間の一つだと思っています笑。

    石を大まかなサイズに切ったら最後の③石道具を用いて細かい加工を施す、を行っていきます。

     この③石道具を用いて細かい加工を施す、では私が気づいたいくつかの手順があります。
    それは、
    1石の下側(底)から加工し、下の石との噛み合わせ、高さを決めていく
    2側面を微調節し石をはめ込む
    3石の天場(上部)を細かく加工する
    といった手順です。

     私が気づいたことですので100%正しいかはわかりかねますが、この手順には理由があります。
    下から加工する理由は「高さが変わると石の横幅が変わるから」です。伝えづらいですが、説明いたします。
    上辺が下辺よりも長い台形の石があったとします。その石の下側(底)を切ると上辺の長さは変わらず、低くなり、下辺の長さが長くなります。そうした場合、横の石との距離が近くなります。言い換えると、「側面の角度はそのままに、石が下りてくる」ということです。先に石の下側を加工し高さを合わせることで横幅も合わせることが出来るのです。「横から加工を始めても同じでは?」と思ったかもしれませんがそれは二度手間になります。なぜかと言いますと、横から加工し、横を決めてしまうと、次に高さを合わせることになります。そうすると下側を加工し、また横幅が詰まってきてしまうから(横幅のサイズが大きくなるから)です。
    「天場を加工すればいい」と思うかもしれませんが、写真の場合、加工している石は最上部の石で、天場を加工しなければいけなくなります。それはできるだけ避けたいのです。
    なぜなら、「できるだけ加工せずに自然な風合いを残した面を見えるようにしたい」という思いがあるからです。石道具で少しずつ割っていけば自然な風合いのように見えるかもしれませんが、自然に割れた面にはかないません。
    といった理由で私は1石の下側(底)から加工し、下の石との噛み合わせ、高さを決めていく2側面を微調節し石をはめ込む、という流れがベストであろう、と結論づけています。

    この③石道具を用いて細かい加工を施す、では石道具を使っていきます。

    上部写真内、左手に持っているのは「コヤスケ」と呼んでいる石道具です。写真内で行っているのは「当て割り」という割り方です。コヤスケを割りたい箇所に当てがい、石頭を振り下ろすことで当てがった箇所のみを割っていくことが出来ます。
    それでもちょっとした凹凸は生じてしまうので…

    左手に持っている「はつりのみ」という石道具を用いて細かい微調節を加えていきます。
    このように、加工しては石を石積みに当てがい、下ろしては加工しまた当てがい…と何度も繰り返してバチッとはめ込むのです!。

    (細かな凹凸を確認中)

    そうして時間をかけ加工し石を据えることが出来ると…

    ようやく完成!となるわけです笑。
    いかがでしょうか。ぴったりと石が積まれています。
    ここまで読んでいただいた方には、とても時間がかかるな、と伝わったと思います。私も苦労をして石を加工しました…ですがこの写真のようにバチッと石がはめ込まれるとそんな苦労もどこへやら、大変な達成感を得ることが出来ます。

     ここで石積みの美学(と表現いたしましょうか)を説明したいと思います。
    石を積んでいくにあたり、綺麗に見せるポイントとして、「目地(めじ)」が重要になってきます。目地とは石と石が触れている隙間のことを指します。

    (上部添付の写真を加工した写真)

    この目地が詰まっていれば詰まっているほど綺麗に見えるのです。また、見た目だけの問題ではなく、耐久性にも関係してくる問題です。というのも、石同士が触れ合っている面が多ければ多いほど互いに支え合い、崩れにくくなるからです。このことを踏まえて先ほどの完成写真をご覧ください。いかがでしょうか。目地が詰まっていて綺麗に見えるのではないでしょうか。
    この目地を意識していただけたら、今後出先で目にする石積みに「職人の技」を体感することが出来るのではないでしょうか。

     今回の恵那石の加工、石積み作業は大変珍しい仕事だったようです。基本石は石屋さんが加工し、一度組むことが出来ることを確認した後、我々のもとに届けられる流れのようですが、今回は我々が仕入れ、加工することになりました。私としても大変貴重な体験をしたと感じています。
    珍しい仕事ではありましたが、我々庭師、造園屋は庭に関係するすべてのことが仕事です。建物があり、その周り全てですね。現代風に言いますと「エクステリア」。そのすべてに流通し、そのすべてにプロフェッショナルでないといけません。当方はまだまだ修行が足りないということを身に染みて感じました。
    これから一層の努力に励みたいと思います。


    今後は「T邸石積み編」の次、「T邸植栽編」を予定しています!お楽しみに~!大平でした~







     

  • 2021/01/20 京都府宇治市内の造園工事

     

     こんにちは、大平です!
     
     年が明け2021年となりました。今年も弊社山田造園をよろしくお願い致します。
     
     皆様いかがお過ごしでしょうか。昨年は、私が説明する必要もなく、大変な一年となりましたね…寂しいニュースを耳にする日々です。早急にウイルス感染が収束することを願っているのは皆様も同じだと思います。外に出ればピリピリとした緊張感が漂っているようにも思われ、他者とのふれあいなどあってはならない現状です。ウイルス感染に関した心無い寂しいニュースなどもきっと耳にしたと思います。私はそんな中だからこそ、人を思いやる言動が大切だと、強く感じる日々です。いつもより優しく、ちょっとした気遣い、そのちょっとで周りの人々、他人まで温かい気持ちにさせることが出来るだろうと、私は考えています。

     
     ここで1点、私からちょっとした明るいニュースをお話しします!
    先日、「ブログをみた」という方が弊社にご連絡してくださり面接を受けてくださったそうです!
    私のブログかはわかりませんが、ブログ見てくださった方がいるという事実、加えて面接まで受けてくださり、成したことが今に繋がってくるというその事実は大変嬉しく思います。
     
     
     さて今回お話しするのは、京都府宇治市内の造園工事の「芝張り」についてです。
    「えっ芝張り?」と思った方もいるかもしれませんが、これがまた重要な作業なんです!
     
     細かくお話しする前にざっくりと芝張りの流れを説明いたします。
     
    ①芝を張る前に整地(地面を均し固める)
    ②芝を張る
    ③芝を叩き細かな凹凸を無くしていく
    ④砂を入れさらに細かな凹凸を無くしていく
     
    という流れです!
     
     
    (作業中)
     
     こちら芝張りの作業中写真です。この一角ではなだらかな丘にするのではなく、中腹の三角の面の高低差を際立たせるデザインとなっております。
    この高低差を際立たせるためには上記で説明した作業①が重要になります。地面がしっかり決まっていないと芝を張ってもきれいに仕上がりません。
    また、高低差を際立たせるために作業②も重要です。
     
     
    (同上の写真)
     
     このように高さが変わる場所では芝一枚一枚の辺を上写真内の上の赤線に合わせて張っていきます。そうすることにより高低差を一段と際立たせることが出来るのです。赤線にまたがって芝を張っていきますと、角が出ず、なだらかな角となってしまいます。
    このように角を意識して芝を張っていきますと…

     このようになるわけです。
    しっかりと高低差のラインが出ていますね。
    この写真は作業③の後の写真です。作業③では角スコップでたたきます。
    いかがでしょうか、前の写真と比べて凹凸が少なくなっているのがわかります。
     
     
     しかしまだきれいな平らにはなっていません。
    そこで行うのが作業④の「砂を入れる」です。
    砂を芝の間に入れたり、芝に砂をまきならすことで小さな凹凸を無くしていきます。この作業を「目砂」といいます。
    なぜ砂を入れるのかと思われた方もいるかもしれません。理由はもちろん平らにするためですが、詳しく説明いたしますと、「芝を砂まで育たせる」というのが本質です。砂を入れておきますと芝が砂の表面まで育ちきれいに平らになるからなんです!
     
     そうして出来上がったのがこちらの写真です。
    写真では芝があまり見えませんが、きれいに平らになっているのがわかるかと思います。
    芝が育ってきた時がとても楽しみです!きれいな芝地になっていることでしょう!笑
     
    (引きの写真です)

     
     いかがだったでしょうか。造園工事の数ある作業の1つではありますが、高低差のラインが出ているか出ていないかでは見栄えが変わってしまう重要な作業です。この写真には写っていませんが周りの箇所も施行させていただきました。

    (施工箇所一部)

     
     造園工事はお庭の手入れとはまた違った、「造る楽しさ」があります。自らの手で作り上げていく、目の前で完成していく、そんな楽しさがあります。完成した時には達成感を得ることが出来ます。私もすごく達成感を感じました。

     
     弊社はお庭の手入れはさることながら、造園工事も多くさせていただいております。庭を自らの手で造ってみたい、そんな熱い想いのある方がいらっしゃいましたら、心よりお電話、メール等のご連絡お待ちしております。
     
     
     大変な世の中ではありますが、皆様お体にはお気をつけてお過ごしくださいませ。
     
     それでは次回にまたお会いしましょう。大平でした。

     

     

  • 2020/10/13 妙心寺派 金臺寺

      初めまして!山田造園社員の大平(おおひら)と申します。松山に続き、ブログを更新していきます!

     

     さて今回私が手入れに行かせて頂いたのは、妙心寺派の金臺寺(こんたいじ)さんです。

    金臺寺さんは京都市北区の閑静な住宅街にあり、立派な門と高い生垣に囲まれています。

     

    門の左右には大きな檜と黒松がたたずみ、奥には本堂が見えることで、縦と横と奥行きの空間を引き締めているのが特徴的です。

     

     私は「空間」について考えるのが好きでして、高さ、角度、奥行きの使い方を考察してしまいます。なぜこの角度なのか、なぜこの距離感なのかなど、小生ではありますが、こじつけながらも自分なりの結論を出し、庭を見ています。

     

    美術品や絵画でもそうですが、個人の感じ方、感性でもって庭も見れると思っていまして、いろいろな見方を楽しめるのが庭だと思います。一つの庭でも、全体の印象を楽しむことや、ピンポイントに松の枝ぶりを楽しんだり、自らの思い出の風景を想起させたり…などなど一つの庭でも楽しみ方は無限大だと思います。

    秋になり各所で季節の特別拝観が行われますが、今回手入れに行かせて頂いた金臺寺さんも「秋の特別拝観」をなさる予定です。

    期間は令和2年10月31日(土)から11月7日(土)の8日間です。

     

     パンフレットでも紹介されていますが、鬼瓦はぜひ見ておきたいポイントです。

    (正門入ってすぐ)

     

    和尚さんが仰っていましたが、男性一人の股下にすっぽりと入るぐらい大きい鬼瓦です。写真では伝わりませんが目の前にすると本当に大きいのがわかります。私も和尚さんに言われてびっくりしました笑。

    加えて、鬼瓦だけでなく、本堂の精巧な木彫りもぜひ見て頂きたいポイントです。

    木々だけでなく庭を構成する建物も楽しみの一つだと思います。

     

    奥のお庭には…

    続きはご自身の目でお確かめください!笑

     

    個人の感性でオリジナルの楽しみ方を、金臺寺さんで味わってみてください。

    金臺寺さんのオフィシャルTwitterもあるようなのでぜひチェックを!

     

     それでは次回にまたお会いしましょう。大平でした~

  • 2019/01/12 金剛輪寺の銀世界

     

     

    皆さん 明けましておめでとうございます!

    今年も、何卒宜しくお願い申し上げます!

     

    年末年始はいかがお過ごしでしたか?  

    僕は帰ってそうそうに、実家の内装業の手伝いで、なんと早朝からラジオ体操。笑笑

    7時半から朝礼で、なんと現場までは一時間半コース。。。

     

    毎朝 寒さだけは 洗礼のようでした笑笑

     

    上手いこと店舗が完成すればと今は考える日々です^^

     

     

     

     

     

     

     

     

    と、余談を挟んじゃいましたが笑  

     

    今回は、前回ブログ(冬を魅せるモノ2018-12-11)にあげた金剛輪寺のBefore After を、、、

     

    ついに公開です。。。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

                     この風景が、

     

     

     

                   こうなりました。。。泣

     

    去年、先輩からは聞いていましたが、、、 本当に綺麗です。。 壮大です。。。

     

     

     

     

     

     

     

     

    本堂の方はというと、、、

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

             もう、ポストカードの表紙ですね。これは。笑笑

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     自然の音以外聴こえない、幻想的な空間で、少しぼーっと見とれてみませんか^^

     

    皆さんも ぜひ!お越しください!

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • 2018/12/11 冬を魅せるモノ

    皆さんお疲れ様です! 松山です。

     

    急に冷えてきましたね、、、もうつま先が、、いくら動いても温まらない一日でした。。 

     

    そんな今日ですが、笑 金剛輪寺という滋賀のお寺に「雪吊り」を設置してきました!

     

    愛荘町という地域なのですが、年越し後、想像を絶する程雪が積もる場所です。笑 

    真冬に上半身ヒートテック一枚になるぐらい、雪かき用のシャベルで奮闘してても、

    一服後にはリセットされているような、、笑

     

    そんな地域の、積もった雪の重みで枝が折れないよう、考えられたモノが雪吊りです!

    いやぁ。。 良いですね。。 作ったものの活きた風景が最後に見れるので、

    この仕事はやっぱり堪らないです。。

     

    軽く雪が乗っかった状態が、凄く綺麗だと先輩から聞きました。

    今回が初だったので、年末の手入れでまた伺う際にその景色が見れたら、

    悔いなく年越せる気がします。笑

     

    ↓枝を吊る縄は、竹に取り付けて使います。

    輪っかの飾りが凄く良いアクセントです! 

     

     

    ↓こうして立て並べると、なんだか神秘的です。。

     

     

    ↓器用に上って結んでます。 青空を背景に、サマになりますね...

     

     

     

     

     

    ↓バランスが堪らないですね。。

     

    通りがかったお客さんが何人も立ち止まって見て下さいました!

     

    風情を感じる空間は、やっぱり人を引き寄せますね。

    皆さんも、もしお越しになる機会御座いましたら、ぜひご覧ください!

     

  • 2018/12/03 十牛庵の苔貼り

     

    皆さん お疲れ様です! 山田造園の松山です。

    更新していくと宣言し、はや一年が過ぎようとしております。。

    久々の投稿となってしまい、これは反省点ですね、、、

     

    気を取り直して!笑

     

    今日は、「十牛庵」の苔貼りをさせて頂きました。

     

    十牛庵の詳細についてはこちらからご覧ください!

     

    ↓苔を張る前です

     苔を張るときのポイントの一つは、貼る前の地形、土だけの状態での形状を

    しっかり決めてあげることなんです。

     

    尾根をわざと作って、山脈のように奥行きを表現したり、盛土して膨らみを

    感じさせることで、丸さからくる一層の柔らかさを表現したり、その形の

    作り方も、人それぞれ違うこともあり、かなり面白いです。

     

    人によって、表現の方法が変わるって、むちゃくちゃ面白いなぁって、

    思う日々です。。

     

    ↓苔を張り付けは、「地ゴテ」という道具で苔と苔の目地を馴染ませて、

    一体化するように叩いて仕上げていきます。

     

    最終的な地形の調整も兼ねての作業なのですが、叩きすぎても、苔がボロッと

    なくなってしまうし、抑えすぎないと今度は目地が目立ってしまいます。

     

    「はじめに地形をしっかり決めてあげる」というのは、そういった意味で、

    最終的な仕上げをする際の苔への負担や、見栄えに影響するすごく重要な

    作業になります!

     

     ↓苔を張った後の築山は、息が吹き込まれてやっぱりいいですね。。

     

    皆さんも苔を自分で貼る機会がありましたら、苔を貼る土台となるものや、

    その周りの情報を自分の解釈で見て、工夫をしてみてください!

     

    その工夫で、苔の雰囲気も変わってきますよ!

  • 2017/07/01 完成形

     

    先日、ブログにて下記の写真と、そこに写っている垣根についてご紹介いたしました。

    松明垣、といい、名前のように松明(タイマツ)を並べたような形だからということですね。

    束の太さや間隔を場所に合わせて仕上げていくという訳ですが。

     

    これが、最終どう仕上がったか、というと…

     

    このようになりました。

    川向こうの景色を見せるよう、丈は低め。

    松明が太いと印象が重くなりすぎて、数寄屋の茶室とはバランスが悪くなりますから、

    少し細めの松明で仕上げています。

    透け過ぎない松明垣を施工した事で、

    向こう側の足元(この向こうは高低差があり、見えていると結構怖いのです…)を見せすぎず、

    かつ風景をキリリと引き締めています。

    垣根というのは、風景の中にあっても背景の一種のように見過ごされている事も多いです。

    けれど、風景を損なわない色んな工夫や配慮があるのですね。むしろ、見過ごしてもらえるくらいその場に溶け込んで

    いることが大事なのですが、そこにある仕事をほんの少しだけ気づいていただけたらと思います。

     

     

  • 2017/06/24 暑さの前に

     

    まだ6月ですが、気温はほぼ夏といっていい今日この頃。

    年々暑くなる気温は、現場の職人も大変ですが、植物にとっても大変です。

     

    下の写真は、今の東寺不二桜の根元付近を写したものです。

    地面の覆いが何かの装飾のようですが、これも暑さ対策です。

    夏の暑さを少しでも和らげるよう、わらを使って根元を覆っています。日差しを遮り、空気や雨は通す状態を作っているわけです。

    上の葉や幹は日差しを受けるものですが、根はそうではなく、地中にあっても近年の激しい暑さと日差しは、

    ダメージの原因になりかねません。

    もっと簡単にムシロ等を引いてしまえばいいようなものですが、ここは大勢の観光客の来られる東寺です。

    花の無い夏の間といえど、みっともない姿をお見せするわけには!というわけで、

    こんなふうに、わらを束ねたものを作り綺麗な円形に敷き詰めました。

    これも庭空間を見せる職人の心意気、こだわりです。

     

  • 2017/05/22 たかが垣根、されど垣根

     

    年明けから、とある旧家の御庭を綺麗にする工事をさせていただきました。吉野川が見下ろせる御庭です。

    こちらの写真は工事の最終、茶室前の垣を直しているところ。

     

    今回は、竹の穂を束ねた松明垣。束の太さや間隔で雰囲気が変わるので、この場に合うように材料を考えていく必要があります。

    ここは吉野川を見下ろせる場所なので、川やその向こうの山々が見えるよう、丈は短めです。

    その分松明が太いと重く野暮ったく見えるので、少し細みに仕立てた松明を組んでいきます。

    どの程度の太さにするのか、間隔はどうするのか、何気ないようでもそこが庭師の腕の見せ所です。

     

    垣根とひとくちに言っても、よく見かける竹垣だけでも実に様々ですし、竹の穂(枝)を使うこのような穂垣まで、

    いかに竹を使いつくしその場にあったものを作っていったのか、垣根のバリエーションを見ていると

    先人の工夫と美意識が伝わってきます。

    茶室周りは特に日本の美意識がよく表れているように思います。

     

     

  • 2017/05/20 浜松の庭

    久々の更新です。

    五月半ばですが、、すでに夏バテしそうなぐらい日中は暑くなってきましたね。。

     

    今回は個人邸のビオトープをメインに作りました。

    こちらは 段落ち周りになります。

    滴り落ちる水と、積まれた石と石の間にできた隙間に、滝の風景を感じます。

     

    この水の落ち方を決めるのに、何度も何度も、天端に石を置いてみて、微調整を繰り返します。

    人によって、落ち方の表現も変わってくるのが面白いなぁと思う工事でした。

     

    西洋の石積みには、西洋人の感性を。 先輩がそうおっしゃっていて、”職人の演じ方”という視点を考える機会になりました。

     

  • 2017/03/27 「変化するもの」「変化しないもの」

     

     

    先日 大本山 東福寺 通天橋内の階段改修工事を行いました。

    改修の一部です。

     

     

     

    写真右手にある石組を動かし、幅を広げてあげるというものなのですが、

    工事中は、

    このように

    ラインから左側と右側で、階段というひとまとまりの空間が、

     

     

     

    変化するもの」「変化しないもの

     

     

     

    と、言葉で分けて捉えて、考えると右側の石組の作り方が見えてくるのかもしれないなぁと、先輩の作り上げた形をみてから思いました。

     赤のラインの凹凸は新しく据える延べ石と既存のものとの境目を表してます。

     

    平らな面・角ばったライン、どちらかを特徴強く持った石

     

    幅が広がる分、どこにどんな向きで石を据えれば、空間がのっぺりとせず、むしろ、躍動感を見せることが出来るのか。

     

    「変化しない」部分から、作り手はどんな印象を受けたのか。

     

     

     

    「変化しないもの」「変化するもの」をどのように読み取って、

     

    変化させられる」か考えることで、

    広がった幅はのっぺりしてしまいもすれば、躍動感のある空間にもなるんだなぁと。

     

    改修後、新しい空間としてのまとまりに繋がることを、現場を通して感じました。

     

     

    宜しければ、お越しの際は、「この石がもしカーブの内側に入り込んでなかったら」と、

    その石を手で隠して,違う形の石が入った時を想像してみると良いかもしれません。

     

    携わった職人の意図が、ふと思い浮かぶかもしれません。

     

    松山

  • 2017/03/10 初めまして!

     新入社員の松山と申します!

     

    入社して約半年となりますが、、なかなか、、、。自分がどれだけ力不足なのかショックを受ける日々を過ごしてます。。

     

    「○○しながら、○○を考える」「周りの音や状況をみる」「先輩方の流れを崩さない」「自分のことでなくとも、話に意識をむけておくこと」

     

    基本的なことと思っていながらも、出来ない。 23年間の人生が甘々だったことを、毎日のように感じさせられます。

     

    造園という仕事での作業の流れは、腕の立つ人の元につく「手元」として動く人が、どれだけ上記記載の内容を無駄なくこなせているかで、30分早く進んでいく時もあれば、一時間以上遅れる場合もあります。

     

    自分は足、引っ張りすぎてます。 

     

    ですが、自分のこれまでの甘えた生活習慣と頭の回路を叩き直して下さる先輩方がいて下さるこの環境には、本当に感謝しています!

     

    そんな今年の抱負は、「粘り」。それしかないです。

    粘り強い人間になって、一人前にならないといけません。 

     

     

    一輪車に大量の土積んで走るのが辛かったら、軍事練習のように声出ししていきます! どこの筋肉を意識すれば、少ない労力で速く走れるのか。 意識が朦朧とする時ほど細かいことまで考えて、精神を鍛えていきます。

     

    ご覧下さっている皆様方。 恐縮ですが、これから、何卒よろしくお願い申し上げます!

  • 2017/02/04 最大級

    先日ブログにも上げた観智院の庭工事の現場写真です。

    このような石が搬入したのですが、大きさはどれくらいだと思いますか?

    当社の扱ってきた中でも最大級、なんと長い方の面で4・5m、短い方でも2m以上。

    しかし写真ではわかりにくい…。のでもう一枚。

    やはり実感しにくいですね…。シングルベッド2台分以上はあるのですが。

    公開されたらぜひ見てみてください。

     

     

  • 2017/01/25 ひたすらに

    先日、ブログを更新してリストを見たら、余りの更新の無さにびっくりでした…。

    施行例は上げていたので、それほど空いていたとは気づかず、反省です。

    というわけで連続のブログ更新です。

    下の写真は施工の始まった現場の様子。

    石積で花壇を作っています。今回は小端を使って少し洋風に。

    自然石での石積というものは、果ての無いパズルです。

    今回はモルタルを使用するやり方なので、簡単に崩れたりはしませんが、

    それでも様々な形のものを綺麗な面になるように、かつ自然な雰囲気のあるように…。

    ただ、まっすぐに積めばいいというものではないので、センスと根気が必要です。

    今は整形された直線の石材やブロックを使うことが多いですが、やはり自然のものを組み上げると

    自然に溶け込みつつ風格が出るので、興味がある方は採用いただきたいものです。

     

                             

     

  • 2017/01/23 古の場所に

    古い土塀にかこまれたこの場所が、どこかお分かりでしょうか?


    当社が出入りさせていただいている御寺の中でも特に古い歴史を誇る場所、東寺です。
    今回は東寺の境内の中、観智院での庭作りです。

    東寺の境内は、普通によくお参りされている金堂、講堂辺りだけでなく北にも広がっているのですが、弘法さんの市も立つ石畳の道は櫛笥小路といって、なんと平安時代そのままの場所で同じ幅で残る唯一の小路だそう。
    その東側に建っているのが、観智院です。東寺の勧学院(仏教文書の研究室のようなもの)として建てられ、場所からもわかるように建物も古く、客殿はなんと国宝です。
    庭は古い形が残っておらず、修復修理に合わせて今回改修することとなりました。
    ということで、鋭意製作中!というわけです。

    島に石と松だけのシンプルな構成ですが、選び抜いた石と松で建物にも負けない存在感を出す、筈です。
    出来上がった暁には修復した建物と共に公開されますので、ご覧になる方はちょっとばかり当社の事を思い出していただければと思います。

     

  • 2015/04/07 春爛漫

    ソメイヨシノはそろそろ散り始める木も出てきた京都です。

    この前まで肌寒く桜はまだかと思っていたのに、咲き始めるとあっという間ですね。

     

    京都に来られる方は特に桜と紅葉を楽しみにされている方も多いかと思います。

    というわけでこのホテルでは、ロビーで三月初旬から四月後半まで桜を楽しめるようにという趣向です。

    早咲きの河津桜から始まって、いろんな桜を咲き繋ぎ、今はソメイヨシノが満開です。

     

    この先もまだ桜をいれさせていただく予定ですので、長く楽しんでいただけると思います。

    京都では色々な桜がまだまだ咲いていきます。

    ソメイヨシノが終わっても、桜が終わりだとは思わず、楽しんでくださいね。

     

  • 2014/12/27 新年を迎える為に

     さて、あっという間に年末となってしまいました。

    年末は大体の造園業は大忙しです。やはり、綺麗になったお庭で新年を迎えたいと思うのが日本人らしいのかもしれません。

    そんな訳でお手入れの様子です。

    松や木々が透けるように重なり、重層的に見えているのがわかりますでしょうか。

    手入れを重ねていくとこういった風格のお庭になっていくのですね。

    今までの年月の積み重ねを壊さず更に綺麗にできるように、これからも頑張りたいものです。

    それでは、皆さまもどうぞ良いお年を。

  • 2014/09/20 フライングで

     

    10月にオープンする、ホテルユニゾ京都四条烏丸のフロント坪庭を施工させていただきました。

    オープン前ですが、当社担当の坪庭だけフライングでお見せします。

    この庭は、春と秋には植栽を入れ替えてその時に一番綺麗な京都の季節を見せる、というコンセプトです。

    秋は本来なら紅葉を見ていただけるようにするのですが、今はホテルのオープンに合わせたのでさすがに紅葉はまだ、

    というわけで青モミジでのお庭となりました。

    長~く紅葉(あるいは春の花)を楽しんでいただけるようにという要望があり、

    もう少ししたら高地の早い紅葉のモミジと入れ替え、更にもう一度遅い紅葉のものと入れ替えますし、

    春の桜の時期にも咲く時期の違う桜を植え替えて長く楽しんでいただくという計画です。

    シンプルなお庭ながら舞台裏では色々と工夫しながら維持していく事となります。

    もしこのホテルに行くことがあれば思い出して下さいね。

     

  • 2014/09/06 商売繁盛

     

    当社がお庭の整備をさせていただいた、大阪の住吉大社、種貸社には初辰参りというお参りがあります。

    商売繁盛のご利益のあるお参りとの事で、今回行ってきました。

    初辰とは、毎月最初の辰の日のことです。

    この日に参拝すれば、より一層力を与えて守り助けてもらえると信仰されています。

    そして4年を一区切りとして、48回参拝すれば、満願成就となります。

    これは、四十八辰、つまり始終発達するという意味からきたもので、

    4年間月参りを続けられるというのは、それだけ無事

    発達していることでもあります。

    種貸社、楠珺社、浅沢社、大歳社の四社をそれぞれにお参りするのが慣わしとなっています。

    商売発達、繁盛という事で、遠方から訪れる人も多く、早朝から大勢の参拝客が来られます。

    さすが商都大阪、この賑わいです。

     

     

  • 2014/09/02 時代を感じる喜び

     

    【現場:山田】

    得意先の依頼で古い石灯篭を移設することになりました。

    この石灯篭は、傘と火袋を繫ぐ枘(ほぞ)、格狭間の模様、宝珠の形、火口に障子を取り付けるための4ヶ所の枘等、鎌倉時代から室町時代の作品と思われる意匠が多く見受けられ、初めて見たときから解体・移動するのが楽しみでした。
    古遺品の石灯篭は隣り合ったパーツの接合部に、きちんと枘・枘穴を穿ち繫がれており、その手法も石灯篭の重要な要素で、解体の時にその状態も確認できるからです。近世以降の作品はコスト面などから、枘が作られているものが、少なくなりました。
     
    石灯篭は上から宝珠、笠、火袋、中台、竿、基礎、という部分に分かれる構造をしています。
    宝珠から順に解体していくと、予想通り全ての接合部(中台と火袋部未確認)に枘・枘穴が確認でき、鎌倉から室町期の作品であることが濃厚になりました。
     
     
     
     
     
     
    この石灯篭が制作されてからかなりの時が経っているにも関わらず、大きな欠損もなく、ほぼ完全な形で残っているのも、しっかりとした枘で繫がれていることが大きな要因でしょう。
    ここまでの古遺品を解体・移設する機会はそうそうありませんが、得意先様のおかげで石灯篭の逸品に触れる又とない機会となりました。

     

     

  • 2014/08/28 早くも秋の気配

    先週からよく雨が降り気温が下がって(とはいえ余り降り過ぎるのは問題ですが…)、今年は秋が早そうです。

    虫や花に少しずつ秋の気配を感じます。そんな中、さっそく秋を感じられそうな催しのご連絡がありました。

    当社がお手入れに入らせていただいている、萬福寺の塔頭「宝善院」様の夜間の催しです。

    こちらの塔頭は、普茶料理で有名な萬福寺の塔頭だけあって、普茶料理を出されているのですが、

    この催しでは特別にマツタケを使ったお料理を、夜に庭を眺めながら、

    それもこの季節なので鈴虫の音を聞きながら楽しめる、という訳です。

     

    虫の音を聞きながら、とは風情がありますね。

    普茶料理は他ではなかなか食べられないもので気になるところです。

     

  • 2014/05/08 煎茶道

     

    萬福寺のマツの剪定作業が佳境です。

    木の上と下で緑のボリュームが全然違うのがお分かりでしょうか。

     

    そして、すっきりさっぱりとした境内で、5月17、18日と催しが行われます。

    煎茶道大会です。

    毎年この時期に行われる大会です。

    萬福寺は、今の日本文化と元となるものを中国よりもたらした事で知られていますが、煎茶もその一つ。

    抹茶を使う茶道は既に日本で発展していましたが、煎茶がもたらされたこ事で更に新しい文化が生まれました。

    その由来により煎茶道大会は萬福寺で行われます。

    当日は、初めての方でも楽しめる茶席も設けられるそう。

    茶道よりも肩の力を抜いて楽しめて、さまざまな道具の華やかさも楽しめるのだそうで、気になります。

    お時間のある方は覗いてみてはいかがでしょう。

     

     

  • 2014/04/22 気持ちのいい季節に

     

    今年の春は爽やかな天気が続いていますね。ついつい外を歩きたくなります。

    今頃から梅雨に入るまでは外を散策するのに一番いい気候かと思いますが、

    そんな時期にこんな催しのお知らせが入ってきました。

     

    GWに合わせて東福寺の国宝三門が公開されるそう。タイトルにあるように、新緑を楽しでほしいという催しのようです。

    東福寺は紅葉で非常に有名で、秋には凄い人だかりなのですが、それ以外の季節はそこまで混み合う事はありません。

    ですが、モミジが綺麗、ということは新緑も非常に綺麗という事なのですよ。

    その上、上記の時期には普段公開されていない山門も見れてしまうという事で良い穴場のスポットかもしれません。

    この山門は実は有名な南禅寺の三門よりも高く大きいので、上ってみると意外な高さにびっくりします。

    おまけに今年は京焼サミットという催しも同時開催とのこと。

    京焼の中でも代名詞となっている清水焼は、今は五条坂の辺りでは作陶されていません。

    お店はそこにあっても、実際に作陶されているのは東に山一つ越えた清水焼団地と名のついた辺りか、

    この東福寺近辺の山手あたりにも多いのです。

    展示即売もあるようですし、きもちのいい季節にいろいろと楽しめそうです。

     

  • 2014/03/25 いよいよ

     

    ここ数日から、一気に暖かく春めいてきました。

    とはギリギリまで寒かったのでまだ春の実感は少なかったのですが、近所の桜を見上げると、花芽が一気に膨らんできています。

    とうとう東京では開花宣言が(最近は東京の方が早いですよね)

    京都も後もう少し、というところで今年も始まりました。↓

    恒例の夜桜ライトアップです。

    去年が始まった途端満開になってしまったのですが、今年はまだまだつぼみ。開花予測は毎年難しいですね。

    とはいえこの暖かさなら週末には咲き始めることでしょうし、一旦咲いたらあっという間に満開に。

    なので、開花状況をチェックしてぜひお出で下さい。

    主役の不二桜は年々花の数を増して(このチラシは昨年の写真ですが、見事!)おりますし、

    個人的には桜だけでなく、金堂講堂の仏様が夜の灯りの中で見れるというのも

    また非常に趣があってこの催しの良いところだと思います。

     

  • 2014/01/28 雪の朝

     

    寒い日々が続いています。朝、山の方を見るとうっすらと白くなっている事もしばしば。

    平地のこちらでは雨が雪になっても朝まで残っている事はほとんど無いのですが、

    この前の一段と冷え込んだ時は日陰等には雪が残りました。

    それからしばらくして。雪の朝、という素敵なタイトルでメールが届きました。

    お庭を造らせていただいたお客様からの、お庭の雪景色の写真でした。

    雪化粧という言葉が似合う、うっすらと雪をかぶった庭の様子。和庭園は四季折々に楽しみがありますね。

    これが暖かい部屋の中から眺められるというのは、まさしくお客様の特権だなと思います。

     

     

     

  • 2013/11/30 秋から冬へ

     

    今年は紅葉が始まるのが遅いなと思っていると、あっという間に冷え込み、一気に冷え込んできています。

    紅葉の時期はいつも忙しく、モミジ狩りをする余裕もないのですが、お手入れ先では見事な紅葉を見る事ができる事も。こればかりは役得ですね。

    とはいっても現場ではゆっくり見ている余裕もないとは思いますが、それでも撮ってきた写真を何枚か。

     

    滋賀県の紅葉の名所 金剛輪寺です。

    見事です…!

     

    今年はそろそろ終わりかと思うので、

    来年ぜひどうぞ。京都市内よりは紅葉が早いので

    時期をお気をつけて。

     

     

     

    ところがこの写真をUPしようとしていたら、今年は早くも冬の準備まで始まってしまいました。

    紅葉はまだ残っているのですが、一気に寒くなってきたので早めにという事だそうです。

     

    兼六園などの写真で良く見られる、

    そう、雪吊りです。

     

     

    金剛輪寺のある滋賀の山手は結構雪が降るのです。

    しかし紅葉のまだ残る内に作業をしていたものですから、上の右の写真の周りは……

    こんな事になっていたのでした。

     

    京都市内の紅葉はもう少し楽しめそうです。モミジ狩りはまだ、という方はお急ぎ下さい。

  • 2013/07/17 だからなんです

     

    たたき、というのがどんなものがご存知でしょうか?

    食べ物のたたきのじゃなく(そういえばあれは何でたたきって呼ぶんでしょう…)

    いわゆる土間の事を‘たたき’と呼ぶのを聞いた事があるかと思います。

     

    漢字で書くと「三和土」

    土、にがり、石灰の三つを混ぜて作るから、三和、なのだそう。

    使う土によって配合が変わり施工も手間がかかるため、今ではコンクリートの土間にとってかわられつつありますが、

    京都の町家の土間等は、本物のたたきのところも多いですね。

    土の風情が残る仕上がりが他には代えがたく、寺社や伝統建築ではまだまだ現役です。

    でも、とても「たたき」とは読めそうもない漢字なのに、何故?かというと。

     

    たたきの施工現場↓です。

     

    この写真では少しわかりにくいですね…。

    職人の持つコテが、よーく見るとぶれてるんですが。

    つまり、これで叩いているんです。

    本来はもっと大きいものや木槌などで叩くのですが

    今回の現場は細かい場所だったのでこうなりました。

     

    主原料が土なので、混ぜて均すだけではこの写真のように見た目はただの土です。

    しかしこれを叩いて叩いていくうちに、石灰やにがりの科学変化の助けもあり、触っても崩れないどころか叩いても大丈夫な固い土間に仕上がります。

    ひたすら人力で叩くのみ、なので、どれだけ広い場所でも皆が木槌や道具を持ってどんどんと叩き続ける…、そりゃあ「たたき」と名付けたくなる状況だったんでしょう。

     

    そして、施工中は単なる土にしか見えない地面も、施工後は。

     

    このように、土の風合いの出た土間に。

    もちろん触っても乗っても叩いてもびくともしません。

    やはり和の風情にはぴったりです。

     

    土が主原料なので、どこの土を使うかでも色や風合いが変わります。

    なので、地方で色も違い、それが伝統家屋の郷土色を生み出してもいるんでしょうね。

     

     

    今回使用した土は三和土用の材料として用意されているものですが、当社住所の地名でもある深草の名がついています。

    昔からこの辺りの土は京都の三和土の土として重用されてきたんだそう。

    こういう伝統が近所のそこかしこに生き延びているのは京都ならでは、で嬉しい限りです。

     

  • 2013/05/21 完成間近

    冬から続いていた、遠方での庭造りが間もなく終了します。

    今年は出張を要する現場が二件重なったため、社内の人のやり繰りは大変でしたが、その分やりがいのあるお庭を引き受ける事ができました。

     

    紹介するこの現場も完成まであともう少し。

    出張した面々は家族や慣れた場所から離れての生活は大変でしょうが、京都とは違う土地の味等の楽しみはあるはず、と少しばかり出張組が羨ましいお留守番組でした。

     

      

     

     

     

  • 2013/04/15 更に施工中

     

    施工中が続きます。

    終わったら施工例に、という予告ばかりで申し訳ありません。

    こちらも少し遠方の現場。

    石の使い方がかなりの迫力です。

    まだ馴染んではいませんが、植栽が芽吹いてきて彩を添え、一気に華やかに。

    丁寧に作りこんだ現場ですので、こちらも出来上がり写真が楽しみです。

     

  • 2013/03/30 施工中

     

    施工事例がなかなかUPできず、少し焦っております。いろいろと仕事はあるのですが、うまく写真がとれていなかったり…。

    現場ではどうしても作業に一生懸命で撮り忘れていることもしばしば。

    というわけでとりあえず施工中の写真です。

    岩がごろごろと転がってますが、けしてただ置いてあるわけではありません。

    今はまだよく分かりませんが、石組の上あたりにある大きく立つ石がポイントです。

    こちらの写真だともう少し分かるでしょうか?

    滝を石で組もうとしているところです。手前はそこにつながる川流れの淵というわけです。

    パズルのように、それでいて自然な流れに見えるようにイメージを膨らませて石を置いていきます。

    しかしパズルと違って実際の石は非常に重く簡単にひょいひょいと置きなおす訳にもいきません。

    なので、力仕事でありながら、イメージ力も非常に大事で繊細な仕事です。

    こういった本格的な石組のあるお庭も最近はなかなか無いので、

    仕上がったら施工例としてきちんとUPしようと思います。

  • 2013/03/26 あっという間に

     

    東寺不二桜です。が、この前の写真のようにポスターなどではなく。

    なんと昨日の夜の実際の写真です。

    あっ…!という間に7~8分咲くらいに。

    夜はライトの光の反射でより色濃く咲いて見えるので、ほぼ満開のようにも見えます。

    今年は本当に早いです。

    この前のブログでも載せたように、夜桜ライトアップは既に始まっています。

    不二桜は今週末にも満開になりそうですが、周囲の他の桜はまだですし、

    ソメイヨシノよりは開花期間が長めなのでまだまだ楽しめると思います。

    ただ、今週は本来の告知期間外という事で、人が少ないという利点がありそうです。

  • 2013/03/26 人力です

     

    【現場 蜂須賀】

    住居の移転に伴い燈籠を動かしたいという問い合わせがあり、奥の院型燈籠を大阪から遠く葉山へ移設しました。

    比較的お若いご夫婦ながら、燈籠など石造美術に理解があり遠方にも一緒にもっていかれたいとの事で、

    和庭園の仕事をする我々としては非常に嬉しいことでした。

    転居先は、相模湾から富士山を望む素晴らしいロケーション、

    海と富士山を背景に立つ燈籠の印象的なお家となりました。

     

    ちなみに燈籠の大きさは10尺と非常に大きく

    (写真でもお分かりのように人の背丈を超えます)

    クレーンなどの使えない場所での移動のため、

    修羅や二股など人力作業を駆使して無事据えました。

    もちろん昔の職人たちは皆こうやって据えていったのですが、

    一苦労ではありました。

    とはいえ海の見える新しい居場所はうらやましくもあります。

     

  • 2013/03/22 春です!

     

    まだまだ三寒四温というように気温が上下し、暖房が切れずにいますが、それでも確実に春は来ているようです。

    三月半ばに急に暖かい日があったせいか、今年は各地でずいぶん早い桜の開花が聞こえてきました。

    こちら京都でも開花宣言が。

    実は、東寺の不二桜は開花宣言前に既に何輪かの開花がありました。

    この桜はもともと枝垂れ桜の中でも開花の早い方でしたが、今年は本当に早い!。

    というわけで今年の夜桜ライトアップも3月29日からの予定だったのが一週間早め、明日から開催されるそうです。

    (こちらの写真は告知ポスター、昨年の桜ですね)

    きっと準備の方々は大わらわでしょうが、お天道様の気まぐれにはどうしようもありません。

    今は2分咲程度ですが、明日からの一週間は告知ポスターにも載っていない期間ですからゆっくり楽しめる穴場かもしれません。

     

    不二桜が枝垂れ桜の中でも早く咲く分、周囲のソメイヨシノなど他の桜との共演が楽しめるのが、

    東寺の桜の見応えある部分かと思います。

    昼間の青空の下の桜ももちろん良いですが、夜は桜がより艶やかに見え、金堂、講堂内部もライトアップされ、

    国宝級の仏像が昼とはまた違った迫力で拝観できるのもお勧めポイント。

    まだ肌寒いですが、防寒してぜひ見に行ってみてください。

     

     

     

     

  • 2012/11/18 kiyomizu(清水)

     

     【現場 辻井】

     10月末、清水寺のすぐそばにkiyomizu(キヨミズ)結婚式場とレストランがオープンし、そこの庭園を石原和幸さん設計監修のもと植栽工事をさせていただきました。

    石原さんのイメージを造るには、樹木や草花を植栽するというよりも生け花をするようなイメージで、いつもの植栽とは違った感覚に最初は戸惑いを感じつつも植物の組み合わせや見せ方など新しい発見もあり、とてもいい勉強をさせていただきました。

    2年後、3年後と庭がどのように変化していくのか、これからも勉強していきたいと思います。

    レストランは平日ランチ、カフェとおしゃれないい雰囲気となっていますのでぜひ一度お立ち寄りください。

     

     

     

       

     

     

  • 2012/11/16 細かいところにも

     

    先日、施主の要望もあって久しぶりに、足立美術館庭園に行ってきました。

    アメリカの庭園専門誌で9年連続日本の庭園ランキングNo.1を獲得したという、お客様が憧れるのもわかる名園です。

    何気なく写真を撮っても絵のような風景になるのは見ての通り。

    しかし良く知られているこういった風景より、さすがと思うのは細部にわたるこだわりかもしれません。

    今回着目したのは、庭を区切る結界の柵です。

     

    通常、結界に使用するものは杉丸太を焼いたものにロープを通したもので、ほぼどこの庭園でも同じ意匠。個性的なものには余り出会ったことがありません。

    しかし足立美術館で見たものは、少し湾曲した‘くせ’のある木をわざわざ選び、通常の焼丸太より長い時間焼いた後、年輪が浮き上がるように荒縄等で良くしごくという加工をかけ、そこに二列のシュロロープが絶妙なバランスで通されて、シンプルですが庭の名脇役といった風情です。

    このような目立つ部分ではないものにも、自然にその場に溶け込むよう、選んだ素材を更に加工して使うというあくなきこだわりがこの庭を名園たらしめているのかもしれません。

     

     

     

     

     

     

     

     

  • 2012/11/12 錦秋

                                              

    秋のお手入れも佳境です。

    夏に伸びすぎた枝葉を詰め整える為ですが、京都はこれから観光客が増えるので、お庭によっては紅葉の迎える準備ともいえますね。

    こちらは東寺の中の小子坊の庭。こちらのお庭は残念ながら一般非公開ですが、こちら以外の境内も整えて秋を迎えます。これから秋の特別公開もされますし、是非お出で下さい。

     

     

     

     

     

     

    そして、東寺境内でもう一枚。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    秋晴れの下の見事なイチョウですね。何か普通と少し違いませんか?

     

    こちらの木、綺麗に黄色と赤が混じっていますが、一本の木なんです。

    イチョウにハゼが寄生しているそうですが、こんなにも見事に両方が成長し大木となっているのはかなり珍しいと思います。

    モミジより色づきが早いので、一足お先に金と赤というまさしく錦秋を味わえます。

    知る人ぞ知る、東寺の隠れた名木かもしれません。

  • 2012/10/31 いかがでしょう?

     

     

    お手入れの写真が続きます。

    こちらの写真は東福寺塔頭 願成寺での手入れの様子。

    すっきりさっぱりした感じが分かっていただけますでしょうか?

    今お手入れをしているのには理由もありまして、こちらのお寺では例祭が行われます。

    詳しくはホームページ(→HP;)を見ていただければと思いますが、開祖の霊を慰めると同時に人々の苦労消除を願うというもの。

    護摩焚きが行われ、法要後には一般の参加者でも火渡りの行に参加もできるというのがちょっと珍しいですよね。

    苦労を祓いたいという方は覗いてみられてはいかがでしょう?

    これからの京都は、紅葉はもちろんですが、行事もさまざま行われます。

    色々調べてお出かけされるとより楽しみが深まりそうです。

  • 2012/10/25 そろそろです

     

    朝夕が涼しいを通り越して肌寒くなってきたこの頃。

    金木犀、コスモス、ムラサキシキブと秋の花や実もそこかしこに。

    秋が深まってきました。

    当社がお手入れに入らせていただいているお庭でもモミジが色づいてきました。

    まだ、ほんのり、ですけどね。

     

     

    ちなみに、こちらのお庭は滋賀の湖東三山の名刹、金剛輪寺(→HP)。

    寺域にはモミジが多く、秋の景色は本当に見事です。

    国宝の本堂や、国の名勝庭園に指定されたお庭と見どころも多く、

    山へと自然につながっていくような寺域を歩くとそこかしこで見事な紅葉に出会えます。

    この下の写真も先日撮ったばかりのもの。あともう少し…ですね。

    京都近辺には本当に紅葉の名所が多いです。

    これからの季節が楽しみです。

     

     

  • 2012/05/25 ほんのり野山のように

     

     

    野山里山のような、というご依頼のあったお庭です。
    そんな雰囲気が出ているでしょうか。

    小さ目のスペースでも植栽の種類によって、がらりと雰囲気を変えていくことができます。こうして見ていると、植物の力を感じます。

     

    右の写真はタイワンバイカカラマツソウ。

    日本のカラマツソウ(ツクシカラマツソウ)も入っていますが花が終わってしまってました。

    どちらも繊細で、優しい雰囲気を作り出してくれます。

    無事に根付いて来年にはもっと花を咲かせてくれますように。

     

  • 2012/01/19 六甲現場

     

     

    【現場 伊庭】

    昨年暮れに施工したマンションの植栽で全て屋上緑化となっています。

    屋上にベルギー製のプランター・ベンチを設置し植栽。4.5階各所に坪庭を作りました。

    坪庭には自動灌水装置を敷設。水道管や潅水コンピューターを隠すのに苦労しました。

    過去さまざまな屋上緑化を施工しましたがこれだけの狭小空間での屋上緑化の施工は特殊な事例かと思われます。

     

     

     

     

  • 2011/10/08 松の剪定中

    【現場 辻井】

     

    大本山東福寺にて、松の剪定中の写真です。

    すっかり涼しくなり仕事をするには、いい季節となりました。

    東福寺の松は、この時期に手入れをするのですが

    松に登っていると今年もまた、この季節が来たなと一年が経つ

    速さや季節の移り変わりを肌で感じることが出来ます。

    時折、観光などで通られた方が足を止め「きれいやね~」などと

    声をかけて下さり、すごくうれしくなります。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • 2011/08/22 近畿大学付属小学校ビオトープ

     

    【現場 辻井】

    随分久しぶりのブログ更新となってしまいました。

    気にはなりながら、つい後回しになってしまうブログの更新ですが、見て頂いた方に少しでも楽しんでいただけるHPになるようがんばっていきたいと思います。

    写真は、近畿大学付属小学校ビオトープ工事竣工後の今です。

    流れに放されたホタルの幼虫も無事に成虫になり飛んだようで、今は、カワニナが元気に活動しています。

    近日中に施工事例にて詳しくアップできればと思っていますのでまた見て頂けると嬉しいです。

     

     

     

  • 2011/06/17 赤い果実

     

    【設計 高杉】

    先日かわいらしい花を咲かせていたジューンベリーに実がなっていました。とてもかわいい!

    ジューンベリーというだけあって、ほんとに6月に赤く熟します。かわいらしいうえにおいしそうです。ジューンベリーは花もかわいいし、実もかわいいし、葉っぱも涼やかだし、枝ぶりなど樹から感じる印象がさわやかで美しいので、シンボルツリーにしても素敵ですね。

    ちなみにこの写真を撮らせていただいたところは、芝生に1本だけジューンベリーの株立ちが植えてあって、とてもきれいです。

     

     

  • 2011/05/31 梅雨入り

     

    【設計 高杉】

     

    今年は早々と梅雨入りしてしまいましたね〜。昨年より二週間以上も早い梅雨入りです。

    憂鬱な季節ですが、雨の日が似合うお花を見つけると雨もそう悪いもんじゃないなっと思えます。

    やっぱりあじさいは雨の日が似合いますね。

     

     

  • 2011/05/10 浜松K邸

     【現場 永安】

    浜松K邸の石貼状況です。現場の残土に混じっている砂利を色、形状、大きさ別に拾い集め、丹念に施工しています。

    目地は、モルタルに松煙を混合し、黒色の渋いイメージで仕上る予定です。

    人間の手によって加工された石と違い、自然の生業と歴史を感じさせられる仕上げに大変満足しています。

  • 2011/05/06 GW

     【設計 高杉】

    今年のゴールデンウィークはあいにくのお天気でしたね。例年、ゴールデンウィークといえば夏のような陽気で…という印象なのですが、今年はどんより曇り空が多かったですね。すっきりしなくて残念です。


    さて、今日もまた近所で見つけた季節のお花をご紹介します。

    まずは近所の公園で見つけた藤の花です。藤が咲いてると「ああ、また季節が少し進んだのだなあ」と実感します。

    藤はマメ科のつる性の落葉木本です。一般的に藤といわれ栽培されているものはノダフジで、ほかに山地に自生するヤマフジがあります。本州・四国・九州の温帯から暖帯に分布しており、木に巻きついて登り、樹冠に広がっていきます。

    かなり太くなるツル性の木本です。花序は長くしだれて20cmから長いものでは80cmに達するものもあります。
    花色は紫と白があり、白い花もとてもかわいらしいです。

    ノダフジとヤマフジの違いですが、まず花がノダフジに比べるとヤマフジは花序が短いのが特徴です。

    あと、これは知らなかったのですが、ノダフジは蔓が右巻きでヤマフジは蔓が左巻きなんだそうです。今度注意して見てみます。不思議ですね〜。

     植物ってほんとに面白い。

  • 2011/04/26 見頃の花〜その2〜

    【設計 高杉】 

     ぼちぼち更新でスミマセン。のんびりしてると見頃の花がどんどん移り変わってしまいますね。急がねば。

    まずはジュンベリーの花。派手な花ではないですが可憐でとてもかわいらしいです!ジュンベリーはバラ科ザイフリボク属の落葉高木です。

    別名をアメリカザイフリボクといいます。春に5弁の白い花を咲かせ、径7-10mmほどの実をつけます。6月(June)頃に黒紫に熟し収穫できるところから、ジューンベリーという名で呼ばれています。

     

    左下はキリシマツツジ。

    ツツジ科の常緑低木です。花付きがよくて葉っぱがほとんど見えません。すごい!小さな花がびっしりとついてて、離れて見るとほんとに花のかたまりに見えます(笑)真っ赤!なかなか圧巻です。

     

    右下はドウダンツツジです。

    ドウダンツツジも同じツツジ科ですが、こちらは落葉低木です。花期は、葉が出てから約1週間後。白い釣鐘形のかわいらしい花が咲きます。秋には葉が紅葉してとてもきれいです。秋も楽しみな樹木です。

     

    まだまだ、どんどんいろんな花が咲く季節です。皆さんも周りをきょろきょろしながら歩いてみてくださいね〜。

     春の幸せな日々は続くのでした。

     

  • 2011/04/16 見頃の花

    【設計 高杉】 

    いい季節ですね〜。外を歩けば花であふれています。幸せな季節。ついついカメラでパシャパシャと撮ってしまいます。

    ほんとにいろんな花が咲いてるので毎日きょろきょろしながら歩いています。

     

    上段:ハナカイドウ、ジンチョウゲ(白)、シャガ

    下段:ビンカマジョール(ツルニチニチソウ)、ツバキ(白)

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  • 2011/04/14 不二桜ライトアップ

    【設計 高杉】

    不二桜のライトアップ、今週末までやってます。

    この機会にぜひ訪れてみて下さい。

  • 2011/04/13 浜松K邸

     【現場 永安】

    浜松K邸の野面石積の施工中です!

    十津川石を使ってなるべく加工せず、石の表情、石の“ありよう”に注意し、

    慎重に積んでいます。次は流れの護岸を施工していきますので、

    またブログで報告します。 

  • 2011/04/05 お花見

    【設計 高杉】 

    いよいよお花見のシーズンですが今年は寒かったせいか例年よりサクラの開花が遅いように感じられます。東京の桜はまだまだつぼみのところが多いです。

    残念ながら今年の入学シーズンは満開の桜をバックに…というわけにはいかなさそうですね。

     

    でも今週の中頃からは気温もグンと上がってくるようなので、週の後半にかけて桜が一気に咲くかもしれません。今週末はぜひどこかにお花見に出かけたいと思います。

    花見と言えば花見団子もかかせません。あの三色団子を見ると春気分もさらに高まります(笑)ピンク・白・緑のお団子。あの三色の意味ご存知ですか?ピンク色は桜を表わして春の息吹きを、白は雪で冬の名残りを、緑はヨモギで夏への予兆を表現しているんだそうです。季節を感じさせる和菓子ステキですね〜。そしてまたモグモグ食べてしまうのです。

  • 2011/03/31 大本山東福寺 塔頭正覚庵 門新築工事

    【山田】

    久しぶりに、図面も見積もない工事を施工しました。


    住職、若住職と“あーでもない、こーでもない”と

    日が暮れるまで、石と戯れました。

    本来の庭作りを思い出した仕事でした。

  • 2011/03/30 浜松K邸

    浜松K邸、門前の途中経過です。

    古材の延石、板石、十津川石を使用し施工しています。

    板石の間に、現場の土に混ざっている黒系の栗石を拾い集め、

    敷き詰めていきます。これからが、根気のいる仕事になりますが、

    完成を目ざして、頑張ります。

    【現場 永安】

     

     

     

     

     

  • 2011/03/29 夜桜ライトアップ

    【設計 高杉】

    今年の不二桜は残念ながらまだ開花していません。

    5日頃が見頃になる予想です。

     

    そして東寺2011年春期特別公開に合わせて

    不二桜のライトアップが始まっています。

    3/26(土)~4/10(日)までの間、夜の境内が公開されます。

    ライトに照らされて幻想的な不二桜。ぜひご覧下さい。

     

     

    公開時間:午後6時から午後10時

    (受付は午後9時半まで・会期中無休)

    入場料:大人・高校生400円 中学生以下200円

    団体割引、共通券はありません。

    ※入場は東門のみ。金堂、講堂などの堂内は公開しません。駐車場は閉鎖になりますのでご注意ください。

     

    なお、東寺の不二桜が生まれ育った東北盛岡をはじめ被災された各地の一日も早い復興を祈り、

    拝観料の一部を義援金として被災地へ送られるそうです。

  • 2011/03/24 アセビ

    【設計 高杉】

     アセビの花が咲いていました。この時期、スズランのようなつぼ形の花を房状にたくさん付けるとてもかわいらしいツツジ科の常緑低木です。

    花が美しいので庭木としてもよく植栽されますが実は有毒植物で、葉を煎じて殺虫剤にしたりということもあるようです。漢字では馬酔木と書くのですが、由来は馬が食べると体がしびれ酔ったようになるところから、馬酔木と名づけられたそうです。人が誤ってこれを食べると、足がしびれることから、アシシビレ→アシビ→アセビというように変化したとの説もあります。

    多くの草食ほ乳類は食べるのを避けて食べ残されるために、草食動物の多い地域では、この木が目立って多くなることがあるそうです。たとえば、奈良公園ではシカが他の木を食べないで避けるために、アセビが相対的に多くなっているとの話もあります。

    有毒だとか怖そうな話ばかりしてしまいましたが、とてもかわいらしい花ですよ。花色は白とピンクがあってどちらもかわいらしいです。 

  • 2011/03/23 浜松K邸

    浜松K邸のシンボル、イロハモミジの植栽作業状況です。

    心配していた枝の損傷もなく、綺麗な樹形のまま運ぶ事ができました。

    玄関から入ると、窓越しに太い幹が見える、ピクチャーウインドウになり、

    K邸自慢のポイントです。

    現場担当者の皆様ご苦労さまでした、寝坊してしまい早朝の荷下ろしに参加せずに

    すいません・・・! 【山田】

     

     

     

     

     

     

     

  • 2011/03/22 浜松K邸 モミジ積込み

      

    【現場 伊庭】

    先日、浜松K邸に搬入するモミジの積込みに行ってきました。場所は三重県鈴鹿市でいつも樹木を仕入れているU農園です。

    写真を見てもらえれば判るように巨大なモミジを20tトレーラー車に積込みしています。

    巨大なのですが、以前東寺に入れた不二桜に比べればかわいいものでした。しかし、このサイズの樹木を扱う機会はそうそうないので良い経験になりました。約3時間程度で積込みは終わり、夜の間に運搬、翌朝には現場に到着予定です。

    搬入・植栽については現場担当の永安の報告を待ちたいと思います。それでは。。。

  • 2011/03/22 春爛漫

     

    【設計 高杉】

     

     悲しいニュースばかりでついついうつむき加減な気分で過ごしていましたが、ふと外に出て目を上げると植物たちはいつも通りに新芽を出し、花を咲かせてくれていました。どんなに寒くて長い冬でも必ず終わりがくる。そして春になればいつもと変わらぬように新しい芽を出し美しい花を咲かせる。

    そんな植物たちを見ているととても勇気づけられました。

    阪神大震災の後、神戸が見事に復興したように、人はまた必ずこの大震災を乗り越えて立ち上がるのだろうと思います。

    気がつけば春爛漫。様々な植物の生命力に元気をたくさんもらえる気がします。今自分にできることを精一杯やりながら、上を向いて頑張っていこうと思います。

     

    しばらく、blogを見た方が明るく楽しい気持ちになれるような、きれいな花の写真などたくさん載せていけたらと思ってます。

  • 2011/03/16 東北地方太平洋沖地震

     

    3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で、亡くなられた皆様にお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

    日々増えていく犠牲者数、被災された方々の避難所生活を目の当りにし、普段どおりに生活し仕事をしている自分に葛藤を覚え、被災された方々に自分は何をすればよいのか、何をしてあげられるのかを日々考えています。先日、妻と相談し少ないながらも義援金を送らせて頂きました。しかしまだ何か、もっと何か出来るはずと思いを募らせています。

    被災された方々には1日も早い復興をお祈りするとともに自分達の出来る範囲での支援をさせて頂きたいと思います。【現場 伊庭】

  • 2011/03/10 同志社国際学院

    【現場 鈴木】

    ついに同志社国際学院が竣工しました。
    高松伸建築設計事務所が計画された斬新な校舎と、
    僕にはさっぱり解らない、英語の校内放送がとてもステキです!
    初めての職長でしたので、思い出の現場になりました。

  • 2011/03/09 神戸K邸

    【現場 蜂須賀】

    神戸K邸、庭園改修工事が始まりました!

    お客様に喜んでいただける庭になるようがんばりたいと思います!

  • 2011/03/08 浜松K邸

     

    【現場 永安】

     ひどい花粉症に泣かされている今日この頃です・・・

     

    先週の浜松K邸は、門前の古延石据付、前庭の流れ掘削などをしました。

    この古材の延石、納まりのいい長さや色味を考え見つけるのに一苦労しました。

    真新しい素材よりあえて古い素材を使うことにより、門がどっしりとかっこよく見えます。まだ後のことになりますが

    ここに樹を植えることにより門は、更に表情を変えより一層かっこよく見えるのです。                

    そんなことを思うと、造園の仕事はやはり楽しいなと思います♪

     

     

     

  • 2011/03/07 東寺 不二桜に「カラスなぜ逃げる?」を設置しました。

    【山田】

    この時期になると、カラスが産卵の準備に入り、巣作りを始めます。巣の材料として、大切な不二桜の枝を“ポキポキ”折っては、飛んで行きます。毎年、カラスを近づけないために、いろいろな試み(CD、てぐす、カラスの模型、ラジオ等)を してきましたが、どの作戦もうまくいかず、頭を抱えてきましたが、今年は新兵器「カラスなぜにげる?」をつけてみました。視力が人間の5倍と言われている、賢いカラスの習性を逆手に取った 商品で、ラセン状の輪がキラキラと乱光線を放って、カラスに恐怖感を与えるので、一定の距離以内には近づかないと言うことです。今のところ効果があったのか、カラスの姿を見かけなくなりました。今年はこの新兵器の活躍で、一輪でも多くの花をつけてほしいものです。

  • 2011/03/05 同志社国際学院

     【現場 鈴木】          

     今日、新島襄先生の訓示が刻まれた、石碑が完了しました。

    来週末が工期なので、頑張りま~す!

    完了しましたら、新着で紹介したいと思います。

  • 2011/03/04 「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン

    【設計 高杉】

    「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンに伴っていろいろな場所で東寺の不二桜を目にします。京都で見れないのが残念ですが、東京などでは大きな広告を見ることができます。
    この写真は東京メトロ日比谷線の六本木駅のホームで撮ったものです。うれしくてつい写真を撮ってしまいました。かなり大きな広告なので見ごたえがあります。
    ぜひいろいろなところで見つけてみて下さいね~。
     

  • 2011/03/02 ミモザ

    【設計 高杉】

    今日ミモザを見つけました。いよいよ春ですねー!

    毎日冬のように寒いですけど…。

    一般的にはミモザと呼ばれていますが、ミモザというのはマメ科オジギソウ属の植物の総称なのでフサアカシアだったりギンヨウアカシアだったりします。

    (オジギソウ属のラテン語名およびそれに由来する学名がMimosa

     

    早春に鮮やかな花がこぼれるように咲く、とても華やかで美しい常緑高木です。

    ちなみにこの写真はギンヨウアカシアです。

  • 2011/03/01 浜松 K邸

     

    【現場 永安】 ~浜松K邸より報告~

      先週末より雨に泣かされておりますが、            

      現場は、地形造成・排水工事・踏越し石据付など少しずつですが進んでいます。

      まだまだ何をしているのかわかりにくいと思いますが、地形造成や排水工事は、

      いい庭を造るのに、とても大事な作業なので丁寧にしています。

     

                   はやく天気になれ~ !!!  

       

          

  • 2011/02/28 上鳥羽の家

    【現場 蜂須賀】

    上鳥羽の家が完成しました。

    板石の古材とピンコロを使った、アプローチが大変気に入ってます。

    春にカルミアとセアノーサスが咲くのが楽しみです。

    来週から、神戸のK邸の着工です、またブログで報告します。

     

  • 2011/02/26 東寺御影堂のソメイヨシノ土壌改良

    【山田】 

    東寺の御影堂は、弘法大師信仰の中心地で、多くの信者さんが訪れる聖地です。そこに大きなソメイヨシノが二本あり、訪れる信者さんを毎年可憐な花を咲かせ、迎えています。 

    そのソメイヨシノが、踏圧による土壌の固結と幹腐朽で、年々樹勢が衰えてきました。

     

    昨年、レジストグラフ等を使い精密な診断を行い、樹勢の回復を図ることにしました。幹の腐朽は15%で、すぐに幹折れによる倒木の危険性は少ないとの結果が出ましたが、念の為に支柱による補助と、土壌改良を4年に分けて、毎年25%づつ行う事にしました。

    正確な記録はありませんが、おそらく樹齢は70年ぐらい経っているので、完全な回復は難しいと思いますが、一年でも長く参拝者を迎えて欲しいものです。

  • 2011/02/25 小春日和

    【設計 高杉】

     

    今日はほんとに暖かくて小春日和を通り越して汗ばむ陽気でしたね。気温が20度近くまで上がったようで昼間はコートがいらないくらいでした。

    この陽気が続くのかと思いきや、お天気は崩れるみたいですね。残念です。気温も明日からグッと下がるみたいです。体調崩さないように気をつけてください。

    こう暖かいとつい「春コートで」なんて気分になってしまうのですが油断しないようにしないといけません…と自分に言い聞かせています。

     

  • 2011/02/24 京新風館改修工事が始まります!

     

    【現場 辻井】

     京新風館改修工事が始まりました!

    すでに、建物の工事は始まっておりFM放送などでも案内が流れていますが

    建物周りや中庭の植栽スペースを増やしたり、

    既存の植栽スペースの改修を行うので、緑が多くなりとってもいい感じになると思います!

    店舗は、平常通り営業されてますので夜間作業となりますが

    がんばりたいと思います!!!

     

     

  • 2011/02/22 知恩寺

    【山田】

     

    先日、百萬遍知恩寺に行きました。百萬遍の号は、京都で大地震が起こり疫病が流行した際に、後醍醐天皇が空圓上人に祈願を要請され、阿弥陀仏の御名を百萬回唱えられた事が起源だそうで、京都の地名は本当に意味深いものです。

    知恩寺境内北側に大きな墓地がありそこに法然上人の御廟がありました。入口には「念」の字を模した門があり、製作年代等は調べられませんでしたが、花崗岩製で大胆なデザインに驚きました。

     

  • 2011/02/21 東寺 不二桜

    【山田】

     

    ㈱山田造園が平成18年2月26日に東寺に植栽させていただいた、シダレザクラ(不二桜)が今年の「そうだ京都、行こう」キャンペーンに選ばれました。 

     

     

  • 2011/02/19 浜松 K邸

     

    【現場 永安】

     

     いよいよK邸の造園工事が始まりました!

      いつも、新しい庭造りに入るときは緊張しますが

     どきどきわくわく♪

     いい庭ができるようにがんばります!!

     

     

     

     

     

     

  • 2011/02/18 スタッフブログはじめました

     

     

    【設計 高杉】

     

    スタッフブログを始めることになりました。どんなブログになるのかまだわかりませんが、ボチボチ頑張ります。よろしくお願いいたします。