お手入れ
妙心寺派 金臺寺
初めまして!山田造園社員の大平(おおひら)と申します。松山に続き、ブログを更新していきます!
さて今回私が手入れに行かせて頂いたのは、妙心寺派の金臺寺(こんたいじ)さんです。
金臺寺さんは京都市北区の閑静な住宅街にあり、立派な門と高い生垣に囲まれています。
門の左右には大きな檜と黒松がたたずみ、奥には本堂が見えることで、縦と横と奥行きの空間を引き締めているのが特徴的です。
私は「空間」について考えるのが好きでして、高さ、角度、奥行きの使い方を考察してしまいます。なぜこの角度なのか、なぜこの距離感なのかなど、小生ではありますが、こじつけながらも自分なりの結論を出し、庭を見ています。
美術品や絵画でもそうですが、個人の感じ方、感性でもって庭も見れると思っていまして、いろいろな見方を楽しめるのが庭だと思います。一つの庭でも、全体の印象を楽しむことや、ピンポイントに松の枝ぶりを楽しんだり、自らの思い出の風景を想起させたり…などなど一つの庭でも楽しみ方は無限大だと思います。
秋になり各所で季節の特別拝観が行われますが、今回手入れに行かせて頂いた金臺寺さんも「秋の特別拝観」をなさる予定です。
(正門入ってすぐ)
和尚さんが仰っていましたが、男性一人の股下にすっぽりと入るぐらい大きい鬼瓦です。写真では伝わりませんが目の前にすると本当に大きいのがわかります。私も和尚さんに言われてびっくりしました笑。
加えて、鬼瓦だけでなく、本堂の精巧な木彫りもぜひ見て頂きたいポイントです。
木々だけでなく庭を構成する建物も楽しみの一つだと思います。
奥のお庭には…
続きはご自身の目でお確かめください!笑
個人の感性でオリジナルの楽しみ方を、金臺寺さんで味わってみてください。
金臺寺さんのオフィシャルTwitterもあるようなのでぜひチェックを!
それでは次回にまたお会いしましょう。大平でした~