施工・修復
古の場所に
古い土塀にかこまれたこの場所が、どこかお分かりでしょうか?
当社が出入りさせていただいている御寺の中でも特に古い歴史を誇る場所、東寺です。
今回は東寺の境内の中、観智院での庭作りです。
東寺の境内は、普通によくお参りされている金堂、講堂辺りだけでなく北にも広がっているのですが、弘法さんの市も立つ石畳の道は櫛笥小路といって、なんと平安時代そのままの場所で同じ幅で残る唯一の小路だそう。
その東側に建っているのが、観智院です。東寺の勧学院(仏教文書の研究室のようなもの)として建てられ、場所からもわかるように建物も古く、客殿はなんと国宝です。
庭は古い形が残っておらず、修復修理に合わせて今回改修することとなりました。
ということで、鋭意製作中!というわけです。
島に石と松だけのシンプルな構成ですが、選び抜いた石と松で建物にも負けない存在感を出す、筈です。
出来上がった暁には修復した建物と共に公開されますので、ご覧になる方はちょっとばかり当社の事を思い出していただければと思います。