日々の事
アセビ
【設計 高杉】
アセビの花が咲いていました。この時期、スズランのようなつぼ形の花を房状にたくさん付けるとてもかわいらしいツツジ科の常緑低木です。
花が美しいので庭木としてもよく植栽されますが実は有毒植物で、葉を煎じて殺虫剤にしたりということもあるようです。漢字では馬酔木と書くのですが、由来は馬が食べると体がしびれ酔ったようになるところから、馬酔木と名づけられたそうです。人が誤ってこれを食べると、足がしびれることから、アシシビレ→アシビ→アセビというように変化したとの説もあります。
多くの草食ほ乳類は食べるのを避けて食べ残されるために、草食動物の多い地域では、この木が目立って多くなることがあるそうです。たとえば、奈良公園ではシカが他の木を食べないで避けるために、アセビが相対的に多くなっているとの話もあります。
有毒だとか怖そうな話ばかりしてしまいましたが、とてもかわいらしい花ですよ。花色は白とピンクがあってどちらもかわいらしいです。